きらぼし【綺羅星】の語源・由来

「綺羅星」という表現は、美しい人や立派な人が集まっている様子を象徴する言葉ですが、その語源は少々興味深いものがあります。

元々は「綺羅、星のごとく」という表現があり、それが誤って一つの言葉として「綺羅星」と成立したとされています。

「綺羅」は、美しい衣服や華やかな装いを意味します。

「綺」という字は綾絹（美しい絹布）を、「羅」という字は薄絹をそれぞれ表します。

この「綺羅」は、もともとは高級な布や美しい衣服を指していましたが、時間と共に「華やかな美しさ」を指すようにもなりました。

この「綺羅」が「星のごとく」と組み合わさることで、非常に美しい、または立派な人々が集まっている様子を形容する言葉となったわけです。

つまり、元々は美しい衣服や装いを表す「綺羅」と、遠くからでも光り輝く「星」が合わさって、一つの表現として「綺羅星」となりました。

この言葉は、美しさや優れた資質が集結した場所や状況を形容する際に使われるようになりました。

きらぼし【綺羅星】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「綺羅星」という表現の語源、各要素の意味、合成後の意味、そしてその用途をカンタンにまとめます。

重要ポイント	説明
語源	「綺羅、星のごとく」という表現が誤って一つの言葉「綺羅星」として成立。
「綺羅」の意味	美しい衣服や華やかな装い。元々は高級な布や美しい衣服を指し、後に「華やかな美しさ」を指すように。
「星のごとく」の意味	遠くからでも光り輝く。
合成後の意味	非常に美しい、または立派な人々が集まっている様子。
用途	美しさや優れた資質が集結した場所や状況を形容する。