きんかぎょくじょう【金科玉条】の語源・由来

「金科玉条」という表現は、非常に重要な規則や法律を指す言葉です。

この言葉は、四字熟語として、それぞれの文字が特定の意味を持っています。

「金」と「玉」は「重要なもの」という意味を、そして「科」と「条」は「法律や規則の条文」を指しています。

この表現の由来は、前漢の時代に活動した学者・詩人揚雄(ようゆう)の詩「劇秦美新」(げきしんびしん)に遡ります。

揚雄はこの詩で、王莽が新たに建国した「新」に対する賞賛と、それに先立つ秦に対する批判を表現しています。

この詩が収録されている『文選』という文学選集からも、この言葉がどれだけ古くから用いられていたのかがわかります。

そうした文脈を考慮すると、金科玉条とは、時代や状況によってその価値が揺るぎない、最も基本的かつ重要な規則や法律を指す高貴な表現であると言えます。

【金科玉条】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「金科玉条」という表現の意味、各文字の意味、由来、文脈、古い使用例、およびその重要性についてカンタンにまとめます。
重要ポイント 説明
意味 「金科玉条」は非常に重要な規則や法律を指す四字熟語。
各文字の意味 「金」と「玉」は「重要なもの」、そして「科」と「条」は「法律や規則の条文」を指す。
由来 前漢の学者・詩人揚雄(ようゆう)の詩「劇秦美新」(げきしんびしん)に由来。
文脈 揚雄は詩で新たに建国された「新」に対する賞賛と、秦に対する批判を表現している。
古い使用例 この言葉が収録されている『文選』から、古くから用いられていたことが確認できる。
重要性 時代や状況によってその価値が揺るぎない、最も基本的かつ重要な規則や法律を指す。

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