いちげんこじ【一言居士】の語源・由来

「一言居士(いちげんこじ)」という言葉は、日本語で何事にも一言言わないと気が済まないような人を指す表現です。

この言葉の「居士」部分は、もともと仏教語であり、資産家や家長を指す梵語「gŗhapati」からきています。

この「居士」は、本来は在家(俗世に住む人々)で仏道の修行をしている男性を指し、特に禅宗においては在家の修行僧に対する敬称とされています。

時が経つにつれて、「居士」という言葉は、特定の性質や特技を持つ人々に対して使われるように広がりました。

このような文脈での「居士」は、親しみや軽い蔑みを含む場合もあります。

例えば、「詩の居士」といった使い方です。

そこに「一言」という形容詞が加わることで、「一言居士」となりました。

この「一言」とは、何かに対して一言でも意見や感想を述べないと気が済まない、という性質を指します。

これが「一言居士」の由来とされており、このような人々を指す際に用いられるようになっています。

【一言居士】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「一言居士」の由来とその意味に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。
ポイント 説明
基本意味 何事にも一言言わないと気が済まないような人を指す表現
「居士」の起源 もともと仏教語。資産家や家長を指す梵語「gŗhapati」から派生
「居士」の本来の意味 在家(俗世に住む人々)で仏道の修行をしている男性、特に禅宗では在家の修行僧に対する敬称
時代と共に 「居士」の用途が特定の性質や特技を持つ人に広がり、親しみや軽い蔑みを含むこともある(例:「詩の居士」)
「一言」の追加 「一言」が加わり、「何かに対して一言でも意見や感想を述べないと気が済まない」という性質を表現

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