ぐる【グル】の語源・由来

「ぐる」という言葉は、悪事を企む仲間や共謀者を指す言葉として使われます。

その語源や由来については複数の説が存在します。

一つの説は、「ぐるぐる」という言葉から来ているというものです。

この「ぐるぐる」は、何かが輪を描いて動く様子を表す言葉であり、これが比喩的に共謀する人々のグループを形成する様子を示す言葉として「ぐる」となった、という考え方です。

また、別の説では、「包(ぐるめ)」の略という解釈もあります。

この場合、「ぐる」は何かを囲んでしまう、包み込むという意味から、共謀者たちが集まって何かを企む様子を指して使われるようになったと考えられます。

さらに、江戸時代には着物の帯を「グル」と称していたことがあり、この帯のイメージから連想して「ぐる」という言葉が使われるようになった、という説も存在します。

総じて、この「ぐる」という言葉の正確な語源や由来は一つに定まっていないのですが、これらの説からその意味や背景をうかがうことができます。

ぐる【グル】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「ぐる」という言葉の起源や関連する意味・背景に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明
現代の意味 悪事を企む仲間や共謀者
「ぐるぐる」説 「ぐるぐる」は輪を描く動きを指し、これが共謀する人々のグループを示す「ぐる」に繋がるという解釈
「包(ぐるめ)」説 「ぐる」は何かを囲んでしまう、包み込む意味から、共謀者たちが集まる様子を指すという解釈
帯「グル」説 江戸時代に帯を「グル」と称し、この帯のイメージから「ぐる」という言葉が使われるようになったとの説
結論 「ぐる」の正確な語源や由来は一つに定まっていないが、複数の説から意味や背景を推測することができる

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