「道楽」という言葉は、現代では趣味や特定の興趣に没頭すること、あるいは酒食や博打などにふけることを指します。
しかしこの言葉の起源をたどると、その意味はかなり異なります。
元々「道楽」とは、仏道修行によって得られた「悟りの楽しみ」を指す言葉でした。
「楽」はここで「願う」という意味で使われ、仏道や修行を通じて得た真理や悟りに対する願いや喜びを表していました。
さらに、この「道を求める」という強い願望や情熱は「道楽(どうぎょう)」とも言われました。
ところが、時が経つにつれて、この「道を求める」という強い願望や情熱、そしてそれによって得られる喜びや楽しみの意味が、より一般的な「楽しみ」や「趣味」を指すように変化してきました。
そして、現代の「道楽」という言葉の意味に繋がっています。
どうらく【道楽】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 | 説明・内容 |
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現代の意味 | 趣味や特定の興趣に没頭すること、酒食や博打などにふけること |
元々の意味 | 仏道修行によって得られた「悟りの楽しみ」 |
「楽」の元の意味 | 「願う」として使われ、真理や悟りに対する願いや喜びを表していた |
「道楽(どうぎょう)」 | 「道を求める」という強い願望や情熱を指す |
意味の変化 | 一般的な「楽しみ」や「趣味」を指すように変化し、現代の「道楽」の意味に繋がっている |