おおむこう【大向こう】の語源・由来
「大向こう」(おおむこう)という言葉は、歌舞伎の劇場において一幕見の立見席を指します。 この席は、通常の「向こう桟敷」のさらに後方に位置しています。 この「向こう桟敷」とは、劇場の後方に設けられた席で、遠くから舞台を見る...
「大向こう」(おおむこう)という言葉は、歌舞伎の劇場において一幕見の立見席を指します。 この席は、通常の「向こう桟敷」のさらに後方に位置しています。 この「向こう桟敷」とは、劇場の後方に設けられた席で、遠くから舞台を見る...
「大詰め」の言葉は、もともとは江戸時代の歌舞伎で用いられていました。 特に時代物と呼ばれる歴史劇を演じる際の一番目狂言、すなわち第一部の最後の幕を指してこの言葉が使われました。 この文脈では、演じられる物語がクライマック...
「大立者」という言葉は、もともとは歌舞伎の世界で用いられていました。 ここでの「立者」とは、一座の中で中心的な役割を果たす優れた俳優を指しています。 この「立者」に「大」を冠して「大立者」が作られました。 この形での用法...
「絵空事(えそらごと)」は、実際に存在しないことや、大げさに言われることを指す言葉として使用されます。 この言葉の由来は、「空言」という言葉に関連しています。 「空言」は、真実に基づいていない嘘や偽りを意味します。 そし...
「打ち合わせ」という言葉は、雅楽という日本古来の音楽形式に由来します。 雅楽では、笙や琵琶、太鼓など多種多様な楽器が一緒に演奏されるため、それぞれの楽器の音やリズムがうまく合うように、前もって調整を行います。 この調整の...
「一巻の終わり」という言葉は、すべてが終わる状況や、死ぬことを象徴的に表現する際に用いられます。 この表現の「一巻」は、元々は巻物やフィルムの一巻を指していました。 物語や映画が一巻で完結する場合、その結末は一巻の最後に...
「一枚看板」という言葉は、元々歌舞伎の世界から来ています。 歌舞伎劇場の前には通常、大きな飾り看板が掲げられており、その看板にはその演目(外題)と、その演目の中心となる役者の名前や絵が描かれていました。 このようにして中...
「板につく」という表現は、もともとは舞台演劇の世界から来ています。 この「板」は、舞台の床を指しています。 経験を積んだ役者が舞台に立つと、その動作や態度が非常に自然で、舞台にしっくりと馴染むことから、この表現が生まれま...