あおもの【青物】の語源・由来

「青物」という言葉は、主に野菜を指す日本語の表現です。

この語の「あお」は、現代日本語では主に「青」を意味しますが、古くはその意味は非常に広く、青だけでなく緑や灰色も含んでいました。

この広い意味から、「青物」とは、緑色の葉を持つ野菜全般を指すようになりました。

特に、この表現は女房詞として使用されたとされています。

女房詞とは、主に女性が使用することが多いとされる言葉や表現です。

したがって、「青物」は、その元となる「あお」が持つ広い色の範囲に基づき、緑色の葉を持つ野菜全般を包括する形で語られています。

このように、一つの色語から派生した言葉が、日常生活でよく用いられる野菜の総称として定着している点は興味深いですね。

【青物】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「青物」の語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。

項目	説明
定義	主に緑色の葉を持つ野菜を指す日本語の表現。
「あお」の意味	現代では「青」を意味するが、古くは青、緑、灰色などの広い色の範囲を指していた。
「青物」の由来	「あお」の広い色の範囲に基づき、緑色の葉を持つ野菜全般を指すようになった。
女房詞として	「青物」は女房詞として使用された。女房詞は、主に女性が使用する言葉や表現を指す。
興味深い点	「あお」という一つの色語から派生し、日常生活での野菜の総称として定着している点が興味深い。