【意味】
①抗原として働く物質の注射・摂取により抗体を生じ、抗原抗体反応をおこす結果、抗原となった物質に対する生体の反応が変わる現象。広義には免疫すなわち抗原の害作用への抵抗の増大も含まれるが、狭義には、反応の変化の結果障害的な過敏症状を呈するものをいい、アナフィラキシー型・細胞傷害型・免疫複合体型などの5型に分かれる。
②転じて、ある物事や人に対する神経的な拒否反応。
【語源・由来】
1906年オーストリアの小児科医ピルケの命名。ドイツ語の「allergie」に由来する。ギリシア語の「allos(変わる)」と「ergon(力、反応)」を組み合わせた造語。