【意味】
①植物を焼いた灰を水に浸して得る上澄み液。アルカリ性を示し、古来、洗剤・漂白剤として、また染色などに用いる。
②山菜や野草などに含まれる、渋み・えぐみなどのもとになる成分。
③肉などを煮たときに、煮汁の表面に浮き出る白く濁ったもの。
④独特のしつこさや粘っこさなどがあって、なじみにくい個性。
【語源・由来】
「飽(あく)」や「あくどい」と同源。もともと、①のように灰を水に浸して得る上澄みの水を意味したが、この上澄みを使って、調理する食品のえぐみを処理したことから、えぐみそのものも「あく」と呼ぶようになった。