なきべそをかく【泣きべそをかく】の語源・由来

「泣きべそをかく」という言葉は、泣きそうな顔つきや、今にも泣き出しそうな様子を表す言葉です。

この言葉の背後にある「べそ」という部分の起源には、いくつかの考え方や変遷があります。

まず、「べそ」は、口をへの字に曲げる様子を表す「へしぐち」や「べしぐち」という言葉が元となっています。

この「へしぐち」や「べしぐち」は、時と共に音の変化を経て、「へし」や「べし」という形になり、最終的には「べそ」という言葉に落ち着いたとされています。

また、別の考え方として、伝統的な能面にある「べしみ」という顔の形が参考になったという説もあります。

この「べしみ」の表情は、口角を強く結びつけた、泣きそうな顔に似ています。

ただし、「べしみ」は元々「圧し口をした面」という意味であり、これは先述の「へしぐち」からきた「へし」と同じ起源を持つと考えられます。

そして、この言葉の「かく」という部分は、何かを外部に表現する、あるいは示すという意味の「掻く」からきています。

この使い方は「恥をかく」や「汗をかく」といった表現と同じ意味合いを持ちます。

要するに、「泣きべそをかく」は、口をへの字に曲げる様子を「べそ」として表現し、それを外に示すという意味の「かく」を組み合わせた表現で、泣きそうな様子を言い表しています。

【泣きべそをかく】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「泣きべそをかく」という言葉の起源や背後の意味をカンタンにまとめます。
項目 説明
言葉 泣きべそをかく
基本的な意味 泣きそうな顔つきや、今にも泣き出しそうな様子
「べそ」の由来1 「へしぐち」や「べしぐち」からの音の変化
「べそ」の由来2 能面の「べしみ」の表情(泣きそうな顔)
「べしみ」の意味 「圧し口をした面」で、元々「へしぐち」からきた「へし」と同じ起源
「かく」の意味 外部に表現する、あるいは示す意味の「掻く」。例:「恥をかく」や「汗をかく」
総括 「べそ」は口をへの字に曲げる様子、「かく」はそれを示す意味。合わせて泣きそうな様子を表現している

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