「だるま」という言葉は、サンスクリット語の「Bodhidharma」から派生したもので、「菩提達磨」という音写が元となっています。
この中の「dharma」は「法」という意味を持ちます。
達磨大師は、禅宗の始祖とされ、彼が中国の嵩山にある少林寺で9年間面壁坐禅を行ったという伝説があります。
その伝説によれば、この長期の坐禅の結果、彼の手足は腐ってしまったと言われています。
この達磨大師の伝説をもとに、彼の坐禅の姿を模した張子の玩具「だるま」が生まれました。
その特徴的な形状、特に赤く塗られた部分は、達磨大師が着ていた赤い衣に由来すると考えられています。
さらに、赤色は魔を退ける効果があるとされる色であり、これも「だるま」の特色として取り入れられたと言われています。
また、「だるま」の目についての習慣、つまり目を入れることで願いを掛ける習慣は、養蚕農家の間で起こった出来事が起源であるとされています。
彼らがだるまの片目に墨を塗り、それを願掛けの対象として使ったところ、良質な繭が得られたという。
この話が商人を通じて広まり、現在の習慣が形成されたと考えられています。
ダルマ【達磨】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「だるま」に関する他の情報や詳細をカンタンにまとめます。
項目 | 詳細 |
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名前の由来 | サンスクリット語の「Bodhidharma」から派生。日本では「菩提達磨」という音写が元となる。 |
達磨大師の伝説 | 禅宗の始祖で、9年間の面壁坐禅の結果、手足が腐ったとの伝説。 |
「だるま」の誕生 | 達磨大師の伝説に基づいて、彼の坐禅の姿を模した張子の玩具。 |
特色の由来 | 赤い部分は、達磨大師が着ていた赤い衣と、魔を退ける色である赤色に由来。 |
目を入れる習慣の起源 | 養蚕農家がだるまの片目に墨を塗り、良質な繭が得られたとの出来事から。この習慣が商人を通じて広がったとされる。 |