「たらふく」という言葉は、腹一杯に食べたり、何かを十二分に楽しんだりすることを意味します。
この言葉の背後にある「鱈腹」は、実は当て字であり、実際の語源は異なります。
「足らふ」という古い言葉が元になっており、これは「十分だ」や「満ち足りている」という意味を持つ「足る」の未然形「足ら」に、上代の反復や継続を表す助動詞「ふ」が付いたものです。
この「足らふ」が時代と共に「たらふく」という言葉に変わり、現在のように「十分に」や「たっぷりと」の意味で使われるようになりました。
たらふく【鱈腹】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「たらふく」の言葉の背景や他の情報をカンタンにまとめます。
項目 | 詳細 |
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現代での意味 |
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「鱈腹」との関連 | 当て字であり、実際の語源とは異なる |
語源 | 古い言葉「足らふ」が元。これは「足る」の未然形「足ら」に、上代の反復や継続を表す助動詞「ふ」が付いたもので「十分だ」や「満ち足りている」という意味。 |
「たらふく」の変遷 | 「足らふ」が時代を経て「たらふく」に変わり、現在は「十分に」や「たっぷりと」という意味で使われるようになった |