だいじょうぶ【大丈夫】の語源・由来

「大丈夫」という言葉は、もともと「立派な男子」を意味するものとして使われていました。

言葉の中の「丈」という部分は、中国の周代における長さの単位として用いられていたもので、1丈はおおよそ成年男子の身長、すなわち約1.7メートルに相当していました。

「丈夫」という言葉は、中国では「成人男子」を指すものであり、その上に「大」を冠して「大丈夫」という言葉が使われることとなったのは、特に立派な男子を指すというニュアンスを持たせるためでした。

この言葉が日本に伝わると、もともとの「立派な男子」という意味に加えて、非常に健康である、しっかりしているといった意味が含まれるようになりました。

さらに、そこから「間違いなく」や「確かに」といった意味が派生し、現在のように幅広く用いられるようになったのです。

【大丈夫】の味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「大丈夫」という言葉の語源と、中国での元々の意味と日本での意味の変遷をカンタンにまとめます。
項目 内容
元の意味 「立派な男子」
「丈」とは 周代の中国での長さの単位。1丈は成年男子の身長、約1.7メートルに相当
中国での使われ方 「丈夫」は「成人男子」。その上に「大」を冠して「大丈夫」として、特に立派な男子を意味
日本での意味変遷
  • 立派な男子
  • 非常に健康である、しっかりしている
  • 間違いなく、確かに

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