せいしのひそみにならう【西施の顰に倣う】の語源・由来

「西施の顰に倣う」という言葉は、人の真似を盲目的にすることや、他人の行動を見習うことを謙遜的に指す言葉です。

この表現の起源は、古代中国の哲学者である荘子の著書「荘子」に由来します。

春秋時代の中国、越の国に西施という美女がいました。

彼女は胸の病のせいで苦しんでおり、その痛みで眉をひそめることがありました。

この眉をひそめる姿を、醜い女性が見て、美しいと考えたので、彼女も同じように眉をひそめる真似をしました。

しかし、その真似をした結果、周りの人々は彼女の姿を気味悪がり、彼女を避けるようになりました。

このエピソードは、人の行動や態度を見て、考えずに真似ることが必ずしも良い結果をもたらさないことを示しています。

また、言葉としては、他人の行動や言葉を見習うことを謙遜的に表現する場面で使用されることもあります。

【西施の顰に倣う】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「西施の顰に倣う」という言葉の意味、起源、背景エピソード、教訓、および言葉の使用に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 説明
意味 人の真似を盲目的にすることや、他人の行動を見習うことを謙遜的に指す。
起源 荘子の著書「荘子」に由来する。
背景エピソード 西施は越の国の美女で、胸の病で眉をひそめることがあった。醜い女性がこの姿を真似たが、逆効果となった。
教訓 無盲点に人の行動や態度を真似ることが良い結果をもたらさないことを示す。
言葉の使用 他人の行動や言葉を見習うことを謙遜的に表現する場面で使われる。

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