「頗る」(すこぶる)という言葉は、「少し」という意味の語根に接尾語「ぶる」が付いた形で成立しました。
当初の使われ方は、「やや多く」や「少しく」、つまり「軽く」というニュアンスでした。
しかし、中世を経て時代が進むにつれて、この言葉の意味は変化し、今では「おびただしく」や「はなはだしく」、つまり「よほど」というような強い程度を示す表現として使われるようになりました。
なぜ「すこぶる」がもともとの意味から反対の意味に変わったのかについては、明確な理由は分かっていません。
すこぶる【頗る】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「頗る」(すこぶる)という言葉の起源や意味の変遷、そして現代における一般的な使用方法などをカンタンにまとめます。
主要ポイント | 詳細・例 |
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「頗る」の語源 | 「少し」という意味の語根に接尾語「ぶる」が付いた形。 |
当初の使われ方 | 「やや多く」や「少しく」、すなわち「軽く」という意味。 |
時代とともの意味の変化 | 中世を経て、意味が「おびただしく」や「はなはだしく」といった強い程度を示す表現としての用途へ変化。 |
意味の変化の理由 | 明確な理由は不明。 |