「コラム」という言葉は、現代では新聞や雑誌における短評欄や特定のトピックに焦点を当てた囲み記事を指すことが多いですが、その原点は「円柱」を意味するものとして英語の「colum」から来ています。
この「colum」自体は、さらに古いラテン語の「columna」という言葉が起源となっています。
この「columna」はもともと「円柱」を意味していましたが、時が経つにつれて「円柱状のもの」や「縦の列」という意味合いを持つように変化していきました。
そして、この「縦の列」という意味が新聞の文脈で重要となります。
具体的には、イギリスの新聞「ロンドン・アドバイザリー・リテラリー・ガゼット」で、新聞紙面の縦の欄を使用した連載が開始されました。
この新しいフォーマットが非常に受け入れられ、この縦の欄が「コラム」と呼ばれるようになったのです。
このように、「コラム」という言葉は、建築に関するものから新聞・メディアの文脈へと移り変わり、現代では囲み記事や短評欄を指すようになっています。
「コラム」の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「コラム」という言葉の起源や変遷をカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
---|---|
現代の意味 | 新聞や雑誌の短評欄や特定のトピックに焦点を当てた囲み記事 |
語源 | 英語の「colum」 |
「colum」の起源 | ラテン語の「columna」 |
「columna」の意味 | もともと「円柱」、後に「円柱状のもの」や「縦の列」という意味へと変化 |
新聞文脈での使用 | イギリスの新聞「ロンドン・アドバイザリー・リテラリー・ガゼット」での縦の欄を使用した連載が「コラム」と呼ばれるようになった |