「行水(ぎょうずい)」という言葉は、もともと仏教用語から来ています。
パーリ語で「鉢から手を離して」を意味する言葉が、日本語で「食訖りて行水す」と訳されました。
この表現では「行水」は主に「食事の後に手を洗う」行為を指していました。
その後、この言葉は時が経つにつれて意味が拡張され、潔斎(みそぎ)のために清水で体を洗い清めるという意味を持つようになりました。
特に、宗教的な儀式や修行で使われることが多かったです。
さらに、現代ではその意味がさらに広がって、暑い日などに湯や水を使って、たらいに入り体の汗を流し去る行為も「行水」と呼ばれるようになりました。
つまり、もともとは仏教の規範や儀式に関連していた言葉が、日常生活にも適用されるように進化してきたわけです。
【行水】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
重要ポイント | 詳細 |
---|---|
語源 | 「行水」は元々仏教用語で、パーリ語で「鉢から手を離して」を意味する。 |
初期の意味 | 食事の後に手を洗う行為を指していた。 |
意味の拡張(宗教的) | 時間が経つにつれ、潔斎のために体を洗い清めるという宗教的な意味を持つようになった。 |
現代の意味 | 暑い日などに湯や水で体を洗う行為も「行水」と呼ばれるようになった。 |
進化のポイント | 仏教の規範や儀式から日常生活にも適用されるように進化してきた。 |