かねにいとめをつけない【金に糸目をつけない】の語源・由来

「金に糸目をつけない」という表現は、金銭に対して制限や節約をしない、つまりお金を惜しみなく使う様子を指す言い回しです。

この表現の語源は、凧（たこ）の飛ばし方に由来しています。

凧を飛ばす際には、糸を引き締めて平衡を保つために「糸目」をつけるのが一般的です。

糸目をつけることで、凧は一定の高さと安定を保ち、思い通りに操ることができます。

この糸目をつける概念をお金に適用した場合、「糸目をつける」とはお金を慎重に使う、制御するという意味になります。

したがって、「金に糸目をつけない」という表現は、まるで凧に糸目をつけずに自由に飛ばすように、お金に対しても制限や制御をかけずに使ってしまう様子を形容しています。

この表現は、お金を惜しみなく、時には無計画に使う場合に使われることが多く、多くの場合、贅沢や浪費の意味合いで用いられます。

【金に糸目をつけない】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「金に糸目をつけない」という表現の意味、語源、そしてどのような状況で使われるのかをカンタンにまとめます。

項目	説明
表現の意味	金銭に対して制限や節約をしない、お金を惜しみなく使う様子を指す。
語源	凧（たこ）の飛ばし方に由来。凧を飛ばす際には、「糸目」をつけて平衡と安定を保つ。
糸目をつけるとは	凧を一定の高さと安定で飛ばすため、またはお金を慎重に使う、制御するという意味。
「金に糸目をつけない」	お金に対して制限や制御をかけずに使ってしまう様子。凧に糸目をつけずに自由に飛ばすような状態に喩えられる。
用途	お金を惜しみなく、時には無計画に使う場合に使われる。多くの場合、贅沢や浪費の意味合いで用いられる。