カナリア【金糸雀】の語源・由来

「カナリア」、または金糸雀は、その名前が示すように、原産地はカナリア諸島です。

この名前は、ポルトガル語およびスペイン語の「canaria」から来ています。

さらに興味深いことに、この「canaria」自体はラテン語で「犬」を意味する「canis」から派生しています。

カナリア諸島はかつて「犬の島」とも呼ばれていたことが、この名前の由来につながっています。

日本においては、18世紀末に初めてカナリアが渡来しました。

当初は「カナアリア」と呼ばれ、その後、漢字で「金糸雀」と表記されるようになりました。

この漢字は、カナリアの鮮やかな黄色い羽毛や美しい姿を表現しているとされています。

カナリアはその美しい姿と鳴き声から、多くの品種が作り出されており、愛玩用として人気があります。

このように、カナリアの名前は、多文化的な影響と歴史的な背景を経て、現在の形になっています。

カナリア【金糸雀】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「カナリア」がどのような言語的、歴史的、文化的背景を持っているのかをカンタンにまとめます。

項目	説明
原産地	カナリア諸島
言語的由来	ポルトガル語・スペイン語の「canaria」。さらに、この語はラテン語の「canis」（犬）から派生している。
名前の歴史的背景	カナリア諸島はかつて「犬の島」とも呼ばれていた。
日本での歴史	18世紀末に日本に初めて渡来。当初は「カナアリア」と呼ばれ、後に漢字で「金糸雀」と表記されるようになった。
漢字の意味	「金糸雀」はカナリアの鮮やかな黄色い羽毛や美しい姿を表現しているとされている。
用途と人気	美しい姿と鳴き声から多くの品種が作られ、愛玩用として人気がある。