「グレル」という言葉は、不良になるとか、正道からそれるという意味で用いられる日本語の俗語です。
この言葉の起源には、ちょっとした遊び心や面白さが見受けられます。
元々、言葉「ぐれはま」がこの言葉の源流です。
そして、この「ぐれはま」は、蛤(はまぐり)という貝の名前をひっくり返して作られた造語「ぐりはま」から派生しています。
蛤の貝殻は、二枚の殻を開け閉めする構造になっていますが、逆さにすると、その二枚の殻はうまく合わないのです。
この特徴を元に、「ぐりはま」は食い違う、合わないという意味を持つようになりました。
その後、この「ぐれはま」からさらに言葉が縮められ、動詞の形「る」が付け加えられて「ぐれる」、そしてさらに流行語として「グレる」または「グレル」として広まったのです。
現代では、特に青少年が正道を外れて不良行為をすることを指す際に使われることが多い言葉となっています。
ぐれる【グレル】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「グレル」に関する重要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
意味 | 不良になる、正道からそれる |
起源 | 言葉「ぐれはま」が源流 |
語源の詳細 | 蛤(はまぐり)の貝の名前を逆さにした造語「ぐりはま」から派生。「ぐりはま」は食い違う、合わないという意味を持つようになった |
発展 | 「ぐれはま」から「ぐれる」へ縮め、さらに「グレる」または「グレル」として広まった |
現代の使用 | 主に青少年が正道を外れて不良行為をすることを指す際に使われる |