「社会」という言葉は、英語の”society”を訳す際に生まれたものです。
その起源は明治時代に遡ることができます。
具体的には、明治8年(1875年)に、小説家であり新聞記者でもあった福地源一郎(通称:桜痴)が「東京日日新聞」にてこの言葉を使用したのが、文献としては最初の記録とされています。
それ以前には、英語の”society”を日本語に訳す際には、「交際」や「仲間」、「社中」といった言葉が使われていました。
しかし、福地源一郎の提案により、「社会」という言葉が確立され、現在に至るまで日本語の中で広く使われるようになりました。
しゃかい【社会】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「社会」という言葉の起源やそれに関連する情報をカンタンにまとめます。
ポイント | 説明 |
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言葉の起源 | 英語の”society”の訳語として |
最初の使用 | 明治8年(1875年)、福地源一郎(桜痴)が「東京日日新聞」で使用 |
それ以前の訳語 |
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「社会」の確立 | 福地源一郎の提案により、「社会」という言葉が広く使われるようになった |