けってん【欠点】の語源・由来

「けってん」あるいは「欠点」という言葉は、何かが不十分であったり、欠けている部分を指します。

この言葉の起源には、実は2つの異なる説が考えられています。

一つ目の説は、英語の「defect」という言葉が日本語に取り入れられる際の訳語として「欠点」が使われたというものです。

この説では、「defect」が日本語で表現される時に、不足や欠陥という意味を持つ「欠点」という言葉が選ばれたとされています。

もう一つの説は、古くからの言葉「闕典」から派生したというものです。

「闕典」とは、制度や規則、古文献などが不完全であることを示す表現です。

この「闕典」が時代を経て「欠点」という形に変化していったと考えられています。

いずれの説も、何らかの不備や欠損を指す意味が中心となっており、現代でも「けってん」や「欠点」は、何かが不完全であるところや欠けている部分を指す言葉として広く使われています。

けってん【欠点】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「けってん」または「欠点」という言葉の由来や意味に関する情報をカンタンにまとめます。

項目	詳細
言葉	けってん / 欠点
現代の意味	何かが不十分であるところや欠けている部分を指す言葉
説の一つ	英語の「defect」を日本語に取り入れる際の訳語として「欠点」が使われた。
説の二つ目	古文献や規則などが不完全を示す「闕典」から「欠点」という形に変化した。
共通点	両説とも何らかの不備や欠損を指す意味が中心となっている。