「恐慌(きょうこう)」という言葉は、英語の”panic”を翻訳したものであり、主に経済のコンテキストで用いられます。
この言葉が経済用語として日本で定着したのは、十九世紀末に日本が恐慌に見舞われた頃からとされています。
その当初は「驚慌」という表記も使用されていました。
さらに、昭和の中ごろまでには、この言葉は「恐慌する(おそれあわてる)」という形で、一般的な使い方もされるようになりました。
この言葉は、失業、倒産、株価暴落などが集中的に発生する状態を指すことが多く、経済が大きな不安定性や混乱を経験する際に特によく使われます。
従って、恐慌とは本来経済における深刻な危機状態を指す言葉ですが、その後一般的な文脈でも広く用いられるようになりました。
きょうこう【恐慌】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「恐慌」の語源、主な用途、経済における意味、および一般化された用途をカンタンにまとめます。
項目 | 説明・内容 |
---|---|
恐慌(きょうこう) | 英語の”panic”を翻訳した言葉。主に経済のコンテキストで用いられる |
語源の時期 | 十九世紀末に日本が恐慌に見舞われた頃からこの言葉が定着 |
初期の表記 | 当初は「驚慌」とも表記されていた |
一般的な用途 | 昭和の中ごろまでに「恐慌する(おそれあわてる)」という形で一般的に使われるようになった |
主な指摘点 | 失業、倒産、株価暴落などが集中的に発生する状態。経済が大きな不安定性や混乱を経験する際に特に使われる |
広がり | 元々は経済における危機状態を指すが、その後一般的な文脈でも広く用いられるようになった |