たいしゅう【大衆】の語源・由来

「大衆」という言葉は、現代では多数の人々や民衆を指す言葉として一般的に使用されますが、その起源は仏教にあります。

もともと、この言葉は仏教の中で「だいしゅ」「だいず」として読まれ、大勢の仲間や特に仏教の教えに従う僧の集団を指す言葉でした。

特に天台宗では、役職に就いていない修行をしている僧を「大衆(だいしゅ)」と称していました。

そして、この「大衆」は、高僧や天台座主といった上位の僧によって支配されることが多く、そのような背景から徐々に多くの僧や僧団を指すようになったことが現代の「大衆」という言葉の語源として知られています。

たいしゅう【大衆】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「大衆」という言葉の起源や背景に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 内容
現代の意味 多数の人々や民衆
起源 仏教
仏教における読み方
  • 「だいしゅ」
  • 「だいず」
元々の指すもの 仏教の教えに従う僧の集団
特定の宗派における用法 天台宗で、役職に就いていない修行をしている僧を「大衆(だいしゅ)」と称していた
語源となった背景 「大衆」が高僧や天台座主などの上位の僧によって支配されることが多く、徐々に多くの僧や僧団を指すようになった

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