げどう【外道】の語源・由来

「げどう」、または「外道」という言葉は、元々仏教の文脈で用いられる言葉です。

この言葉には、人の道から外れた行いをする人、または釣りの際に目的とは異なる獲物を指す意味があります。

この言葉の起源は仏教の用語に関連しています。

仏教を指す言葉として「内道(ないどう)」があり、これは仏教そのもの、つまり「真の教え」や「真の道」を指す言葉です。

そして、この「内道」に対比する形で、仏教以外の教えや、それに従う人々を指して「外道」という言葉が用いられるようになりました。

この用語は、仏教の信者の視点からのものであり、仏教以外の宗教や教えを指す言葉として使われてきました。

例えば、キリスト教の信者から見た他の宗教は「異教」と呼ばれることがありますが、「外道」はその逆、つまり仏教の信者の立場からの言葉となります。

さらに、仏教の教典や書籍を「内典」と呼び、それに対して仏教以外の書籍は「外典」と呼ぶのも、この「内道」と「外道」という対比から来ているのです。

げどう【外道】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「外道」という言葉の起源や意味に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 詳細
言葉 げどう / 外道
基本的な意味 人の道から外れた行いをする人、釣りの際の目的外の獲物
起源 仏教の用語に関連
対照的な言葉 「内道(ないどう)」:仏教そのもの、真の教えや真の道
「外道」の使用文脈 仏教の信者の視点から、仏教以外の教えやそれに従う人々を指す。例:仏教の教典は「内典」、仏教以外の書籍は「外典」

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