しょくしがうごく【食指が動く】の語源・由来

「食指が動く」という表現は、直訳すると「人差し指が動く」という意味になりますが、これは食欲がわく、もしくは、何かに対しての興味や関心が湧くという意味合いで使われます。

この言葉の背景には、春秋時代の話が関わっています。

具体的には、「春秋左伝」宣公四年の記述によると、鄭の子公が宮殿に向かう途中で自身の人差し指が動いたことを感じました。

そして彼は、これを自分が美味しいご馳走にありつける前兆として解釈しました。

その後、宮殿に到着すると、実際に大きなスッポンを料理している最中であることがわかりました。

このエピソードから、食事や物事に対する欲望や興味を示すことを「食指が動く」という言葉で表現するようになったのです。

【食指が動く】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
ポイント 説明
「食指が動く」の直訳 「人差し指が動く」
表現の意味 食欲がわく、もしくは何かに対しての興味や関心が湧く
起源の時代 春秋時代
関連する古典文献 「春秋左伝」宣公四年の記述
エピソードの内容 鄭の子公が人差し指が動くことを感じ、宮殿で美味しいご馳走(スッポン)にありつける前兆として解釈したエピソード
「食指が動く」という言葉の由来 上記のエピソードを元に、食事や物事に対する欲望や興味を示すことをこの言葉で表現するようになった

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