おめでとうの語源・由来

「おめでとう」という表現は、日本語で新年や慶事、喜びの瞬間に使われる定番の挨拶のひとつです。

この言葉の原型は形容詞「めでたい」です。

この「めでたい」という形容詞自体が「喜ばしい」や「嬉しい」などの意味を持っています。

この形容詞の連用形「めでたく」が、ウ音便によって「めでとう」となりました。

さらに、この「めでとう」に「お」という接頭語がつくことで、より丁寧な表現として用いられるようになりました。

そのため、最終的に「おめでとう」という形になり、新年や誕生日、結婚式などの慶事でよく耳にする言葉となっています。

また、「お目出度う」「お芽出度う」といった当て字も見られますが、これは「目（芽）が出ることが喜ばしい」といった意味が込められているとされています。

これが示すように、「おめでとう」は本来の「めでたい」という形容詞の意味に加え、成長や新たな始まりといったポジティブな変化を喜ぶ心情を表しています。

「おめでとう」の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「おめでとう」という言葉の語源、形成過程、用途、および当て字や感情との関連性についてカンタンにまとめます。

ポイント	説明
語源	形容詞「めでたい」が原型。
連用形と音便	「めでたく」がウ音便によって「めでとう」となった。
接頭語	「お」が加わることでより丁寧な表現となった。
用途	新年、誕生日、結婚式などの慶事でよく使われる。
当て字	「お目出度う」「お芽出度う」なども存在し、目（芽）が出ることが喜ばしいという意味がある。
ポジティブな変化	成長や新たな始まりなど、ポジティブな変化を喜ぶ心情も表している。