くだをまく【管を巻く】の語源・由来

「くだをまく」または「管を巻く」という表現は、酒に酔った人が不平不満をくどくどと言う様子を形容する言葉です。

この表現の語源にはいくつかの解釈がありますが、一つは機織りの際に緯糸（よこいと）を巻きつけておく「管」に関連するとされています。

機を織るときに管に糸を巻きつける動作が、酒に酔って同じ話や不平不満を繰り返す様子に似ているという点からこの表現が生まれたと考えられています。

また、別の説として、「くだ」が形容詞「くだくだしい」から来ているとされています。

この「くだくだしい」という言葉は「しつこい」や「わずらわしい」といった意味を持ち、それが「管を巻く」という漢字に当てはめられたという解釈もあります。

どちらの説にせよ、この表現が生まれた背景には、何かを繰り返し述べる行為が含まれている点が共通しています。

これが「くだをまく」または「管を巻く」という言葉の語源と考えられています。

【管を巻く】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「くだをまく」または「管を巻く」の基本的な定義、可能な語源、および表現が生まれた背景についてカンタンにまとめます。

項目	説明・情報
基本定義	酒に酔った人が不平不満をくどくどと言う様子を形容する表現。
語源（一つ目）	機織りの際に緯糸（よこいと）を巻きつける「管」に由来。同じ話や不平不満を繰り返す様子に似ている。
語源（二つ目）	形容詞「くだくだしい」から来ているとされており、それが「しつこい」や「わずらわしい」と関連。
共通点	どちらの説にも、何かを繰り返し述べる行為が含まれている。