ずにのる【図に乗る】の語源・由来

「図に乗る」という言葉の由来は、仏教の法会で僧たちが唱える声楽、『声明（しょうみょう）』の中の特定の転調、すなわち「図」と関連しています。

声明のこの部分の転調は技巧を要するものであり、それをうまく実行できるときに「図に乗る」と表現されていたとされています。

つまり、その技術や調子に乗ることから、時間を経て「つけあがる」や「調子に乗る」という一般的な意味になったのです。

「頭に乗る」という表記もあるが、元々の意味は仏教の声明との関連性から来ています。

【図に乗る】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「図に乗る」という言葉の起源や背景に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。

項目	説明
由来の背景	仏教の法会での声楽『声明（しょうみょう）』
関連する部分	声楽の中の特定の転調「図」
技巧の関連	この転調は技巧を要し、うまく実行すると「図に乗る」と表現されていた。
現代の意味	「つけあがる」や「調子に乗る」などの意味になった。
別の表記	「頭に乗る」もあるが、元の意味は声明との関連性から。