ねつぞう【捏造】の語源・由来

「捏造」という言葉は、「捏」という字が「捏ねる」という動詞から来ており、これは粉や土などを水で練り合わせて一つの固まりにする行為を指します。

「造」は物を作るという意味を持っています。

したがって、「捏造」の語源的な意味は、土や粉を練って形を作ることになります。

しかし、時が経つにつれて、この言葉は事実でないものを事実のように見せる、つまり、実際の状況や事実を偽って作り出すという意味で使われるようになりました。

この変化は、実物を形づくる行為から、事実を歪めて新しい「形」を作り出すという比喩的な意味へとシフトした結果と考えられます。

現代では、「捏造」という言葉は、ニュースや情報が事実と異なる内容に偽られて伝えられることなどを指して使用されます。

ねつぞう【捏造】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「捏造」という言葉の語源や意味の変化、現代での使用方法に関する情報をカンタンにまとめます。

項目	説明・内容
「捏造」の語源的意味	「捏ねる」（粉や土などを水で練り合わせて固まりにする）+「造」（物を作る）。土や粉を練って形を作ることを意味。
時間とともの意味の変化	実際の事実や状況を偽って新しい「形」を作り出すという比喩的な意味へのシフト
現代での使用意味	ニュースや情報が事実と異なる内容に偽られて伝えられること