「亭主」という言葉は、元々「亭」が屋敷や住居を意味し、そこに住む主人を「亭主」と称していました。
この言葉自体は、鎌倉時代から文献に見られるもので、長い歴史を持ちます。
時代が進むと、室町時代以降には、この言葉は宿屋や茶店といった場所の主人、すなわち経営者や店主を指す言葉としても使われるようになりました。
そしてさらに時が流れ、江戸時代以降になると、「亭主」は夫や家庭の主人、良人という意味で広く使われるようになったのです。
このように、「亭主」はその由来から、住む場所の主人や経営者、そして家庭の主人や夫という意味へと変化してきた言葉であり、時代や文化の変遷を反映しています。
ていしゅ【亭主】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「亭主」という言葉の歴史的背景や意味の変化をカンタンにまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
基本の意味 | 「亭」は屋敷や住居を意味し、その主人を指す。 |
初出時期 | 鎌倉時代。 |
室町時代の用途 | 宿屋や茶店などの経営者や店主を指す言葉としても使われるように。 |
江戸時代の用途 | 夫や家庭の主人、良人という意味で広く使われるようになる。 |
言葉の変遷 | 住居の主人 → 経営者/店主 → 家庭の主人/夫。 |