わし【鷲】の語源・由来

「わし」は、その強力な爪で小動物を襲う悪い鳥のイメージから、「悪あし」という言葉が変化したという説があります。

また、鷲は非常に高速で飛ぶことができるので、それに関連して「捷はし」という言葉、つまり「素早い」という意味が変化して「わし」となった、という説もあるのです。

鷲には、イヌワシやオジロワシなど、さまざまな種類が存在します。

そして、鷲がその強い爪で獲物を掴む様子から来る言葉として「わしづかみ」という表現があります。

これは、人が何かを荒々しくつかむ様子を表現する際に使われることが多いのです。

このように、「わし」という言葉は、その習性や特徴を表す古い言葉が変化してできたと考えられ、今も私たちの日常会話の中で使われています。

わし【鷲】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、わし【鷲】の語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。

項目	詳細
「わし」の語源説１	「悪し」から変化したという説。強力な爪で小動物を襲う悪い鳥のイメージから。
「わし」の語源説２	「捷し」（素早い）の意味が変化して「わし」となったという説。
鷲の種類の例	イヌワシ、オジロワシなど。
「わしづかみ」の意味	鷲が獲物を掴む様子から派生。人が何かを荒々しくつかむ様子を表現する際に使われる。
現代における使われ方	日常会話の中で使われている。