【意味】
①熱帯・亜熱帯の河川・湖沼・湿地帯に分布するワニ目の爬虫類の総称。全身は硬い鱗板で覆われ、四肢は太く短い。口は深く裂け、多数の鋭い歯が並ぶ。肉食性。
②(古)サメ。
【語源・由来】
「ワニ」は、古くは「鮫」のことをいう語だった。鋭い歯や肉食性の獰猛な性質が似ていることから、爬虫類の「ワニ」にも、この名が当てられた。「ワニ」は、大きな口を持つことから、「割醜(われにくき)」の意味からという説、心からおそれ敬うものの「兄(あに)」が転じたという説、「海主(わたぬし)」からという説、「鬼(おに)」の転という説など諸説ある。