せんべん【先鞭】の語源・由来

「先鞭」という言葉は、人よりも先にある事柄に取り組むことを指します。

この言葉の由来は、東晋の時代の劉琨という人物が親友に宛てた手紙の中の一節、『晋書(劉琨伝)』に記された故事から来ています。

その手紙の中で劉琨は、友人の祖逖が自分よりも先に馬に鞭を打ち、戦場に赴いて功名を挙げるのではないかという不安や恐れを表現しています。

この故事から、「先鞭」は「先に行動すること」や「物事の先頭に立つこと」の意味として用いられるようになりました。

せんべん【先鞭】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「先鞭」という言葉の定義、語源の背景、参考文献、劉琨の内容、及び現在の用途などの重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明
定義 人よりも先にある事柄に取り組むこと
語源の背景 東晋の時代の劉琨が親友に宛てた手紙の内容
参考文献 『晋書(劉琨伝)』
劉琨の内容 友人の祖逖が自分よりも先に戦場に赴き、功名を挙げることへの不安や恐れ
現在の用途 「先に行動すること」や「物事の先頭に立つこと」の意味として使われる

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