【意味】
①まばたき。めくばせ。
②シソ科の越年草。茎は四角く、高さ1メートル以上。夏・秋に淡紅色の小唇形花を多数輪生状につける。花をつけた全草を茺蔚(じゅうい)といい、女性の血止め及び補精薬。果実は利尿剤・眼病に用いる。子供が、この茎を短く切って、上下まぶたのつっかい棒にする遊びからの名という。益母草(やくもそう)。
③薄荷の異称。
【語源・由来】
「めはじき」は、子供が茎を短く切ってまぶたにつっかえ棒のようにはめ、目を開かせたり、目を閉じる勢いで遠くにはじき飛ばして遊ぶことから名付けられた。また、益母草(やくもそう)の漢名で呼ばれ、中国では古くから婦人薬として利用され、眼病にも用いられたことから、目を明らかにする意味で、「めはじき」の名が付いたともいわれる。