こんにゃく【蒟蒻】の語源・由来

「蒟蒻」、日本でよく「こんにゃく」として知られる食品は、サトイモ科の多年生植物から作られています。

この植物は、もともとインドやインドシナ半島が原産地とされていますが、昔から日本にも存在していて、各地で栽培されてきました。

「蒟蒻」や「こんにゃく」という名称の由来にはいくつかの説があります。

一つの説として、この言葉は中国から伝わったもので、中国の呉音「クニャク」が日本に来た際に「コンニャクニ」として変化したと言われています。

また、古文献には「古爾也久」という言葉や「古迩夜久」という記述があり、これらが「コンニャク」の原形であると考えられています。

そして、時代を経てこの言葉が「コンニャク」となったのです。

「こんにゃく」が日本にどの時期に伝わったのか正確には分かっていませんが、縄文時代にサトイモとともに伝来したという説や、奈良時代に仏教や薬の一部として中国から持ち込まれたという説などが存在しています。

そして、推古天皇の時代には、中国からこの植物が本格的に輸入されるようになったとも言われています。

こんにゃく【蒟蒻】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「蒟蒻(こんにゃく)」の基本的な情報や名称の由来、日本への伝来に関する点をカンタンにまとめます。
項目 説明
基本情報 サトイモ科の多年生植物から作られる食品
原産地 インドやインドシナ半島
日本での存在 昔から日本に存在し、各地で栽培
名称の由来 中国の呉音「クニャク」が変化し、「コンニャクニ」となった。古文献には「古爾也久」「古迩夜久」という記述あり
伝来の時期 縄文時代にサトイモとともに伝来、もしくは奈良時代に中国から。推古天皇時代に本格的に輸入開始

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