かな【仮名】の語源・由来

【意味】
漢字を表音文字として日本語表記に用いたことから発生した音節文字。広義には万葉仮名・草仮名・平仮名・片仮名、狭義には後二者をいう。やまともじ。仮名文字。

【語源・由来】
「かりな(仮名)」の音便カンナの約。漢字を「正式な文字」として「真名」と呼ぶのに対し、「仮の文字」という意味で「仮名文字」と呼ぶ。
「仮名」は、漢字の意味を省き、音訓の読みのみを用いた「万葉仮名」に始まり、それが簡略化されて「片仮名」に、漢字の草書体から「草仮名」が作られ、のちに「平仮名」が生まれた。

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