ふつつか【不束】の語源・由来

【意味】
①太くしっかりしていること。
②ごつごつして不格好なこと。ふていさいなこと。
③ごつごつして風情がないこと。無骨。
④雑なさま。かるはずみなさま。
⑤つたないこと。ゆきとどかないこと。
⑥江戸時代、叱り・手鎖・過料などに処すべき宣告文の終わりに書く罪名の上につけた語。ふらち。ふとどき。

【語源・由来】
「ふつつか」は、「太束(ふとつか)」が転じた語で、古くは、太くしっかりしていることをいう語だった。平安時代になると、太くてしっかりしたものは、不格好でふていさいとマイナスのイメージの語になり、風情がない、野暮という意味になった。その後、雑なさま、つたないことをいうようになり、無骨なもの、行き届かないものを「不束者」というようになった。

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