アニスの語源・由来

アニスはセリ科に属する一年草で、主に地中海地方が原産地とされています。

この植物は、その種子から抽出されるアニス油が特に有名であり、食品の香味料や薬としての用途があります。

アニスという名前は、英語の「anise」に由来していますが、さらに遡ると、この言葉はギリシャ語の「anison」という語からきています。

ギリシャ語の「anison」は、アニスだけでなくディルという別の植物をも指す言葉であり、古代ギリシャ時代からこれらの植物は広く用いられていました。

その後、この植物はギリシャからエジプトやオリエント地域に広まり、多様な文化でその価値が認められてきました。

日本においては、アニスは明治初期に紹介されました。その種子はアニシード（aniseed）とも呼ばれ、その名の通り、種子部分が特に用いられます。

要するに、アニスという名前は古代ギリシャの言葉に由来し、多様な文化と地域を経て、今日のような用途と名称に至っています。

アニスの意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、アニスがどのような植物で、その歴史や用途、名前の由来をカンタンにまとめます。

ポイント	説明・由来
分類	セリ科に属する一年草
原産地	主に地中海地方
用途	食品の香味料、薬として（特にアニス油）
名前の由来	英語の「anise」、さらにその起源はギリシャ語の「anison」
ギリシャ時代	アニスだけでなくディルも指す言葉。古代ギリシャで広く用いられる
広まり	ギリシャからエジプト、オリエント地域に広がる
日本における紹介	明治初期
特有の部分	種子（アニシードとも呼ばれる）