「巳」という言葉は、十二支の中で第6を示し、これは「蛇」を指します。
また、方向としては南から東へ30度の位置を示し、古い時刻の名としては現在の午前10時頃、つまりおおよそ午前9時から11時の時間帯を指します。
この「巳」の語源に関して、『漢書』の律暦志によれば、元々は「已」という文字が使われていたと考えられ、これは「止む」という意味を持ちます。
この意味から、「巳」は草木の成長が頂点に達して、次の命名が始まる時期を示すものとされています。
しかし、なぜ具体的に「蛇」が「巳」として選ばれたのかについては明確な理由はわかっていません。
一説には、十二支の概念を学びのない一般の人々にも広めるために、身近な動物を使って表現することになったとされています。
そして「巳」という言葉自体は、「み」と読まれ、これは蛇を意味する古語「へみ」に由来していると考えられています。
し【巳】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「巳」という言葉の意味、起源、及びその背景に関する重要なポイントをカンタンにまとめます。
属性 | 詳細 |
---|---|
言葉 | 巳 |
十二支での位置 | 第6 |
具体的な動物 | 蛇 |
方向 | 南から東へ30度の位置 |
時間帯 | 現在の午前10時頃、おおよそ午前9時から11時 |
語源の文献 | 漢書の律暦志 |
元々の文字 | 已 |
「已」の意味 | 止む |
草木の成長に関する意味 | 頂点に達して、次の命名が始まる時期 |
なぜ「蛇」が選ばれた理由 | 明確には分かっていない |
「巳」の読み方と関連する古語 |
|