かかと【踵・跟】の語源・由来

「かかと」、または漢字で「踵」「跟」と表されるこの言葉は、足の裏の後部や靴のその部分を指します。

この語源については複数の説が存在していますが、確定的なものはまだありません。

一つの説は、「足を掻くところ」を意味する「足掻処(あがきと)」から派生したというものです。

もう一つの説は、「駆けるところ」を意味する「駆処(かくと)」が音変化して「かかと」になったとされています。

古語で「くびす」または「きびす」とも呼ばれていたこの部分に使われる漢字も興味深いです。

「踵」の成分である「重」は、もともと「衝」から来ており、物に突き当たるという意味があります。

これはかかとが地面に最初に接触する部分であることを象徴しているかもしれません。

一方で「跟」の成分「艮」は「根」を意味することから、足の根元、つまり基盤となる部分である「かかと」を表しています。

総じて、「かかと」の語源や由来は多様であり、その多面性が言葉自体の複雑さと深さを反映していると言えるでしょう。

かかと【踵・跟】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「かかと」または「踵」「跟」の語源、古語、そして使用される漢字の成分についての解釈と意味についてカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
対象 足の裏の後部または靴のその部分
語源(一つ目の説) 「足掻処(あがきと)」から派生
語源(二つ目の説) 「駆けるところ」を意味する「駆処(かくと)」から派生
古語 「くびす」または「きびす」
漢字(踵) 成分「重」は「衝」から来ており、突き当たる意味がある
漢字(跟) 成分「艮」は「根」を意味し、足の基盤部分を表す

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