けんり【権利】の語源・由来

「権利」という言葉は、特定の利益を自分のものとして当然主張できる資格や立場を意味します。

この言葉の語源は、英語の「right」という言葉の翻訳として日本に取り入れられたものです。

特に、「万国公法」という国際法の旧称を日本語に翻訳する過程でこの言葉が採用されました。

しかし、もともと「権利」という言葉自体は、中国の古典「荀子」において「権勢と利益」という意味で使用されていました。

これが時代を経て、現在のように「当然の資格」というニュアンスで使われるようになったのは、日本の幕末から明治時代のことです。

この変化の背景には、西洋文化や法の概念の導入と、日本の近代化という大きな流れが影響しています。

けんり【権利】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 詳細
定義 特定の利益を自分のものとして当然主張できる資格や立場
語源の背景 英語の「right」の翻訳として日本に取り入れられた
特定の翻訳時の採用 「万国公法」(国際法の旧称)を日本語に翻訳する過程で使用
古典における用法 中国の古典「荀子」で「権勢と利益」という意味での使用
言葉の変化の時期 幕末から明治時代
変化の背景 西洋文化や法の概念の導入、日本の近代化が影響

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