げんしょう【現象】の語源・由来

「現象」という言葉は、我々の感覚で捉えられる外面的な現れを指します。

これは、内面的な「本質」と対比する言葉として使われることが多いです。

この言葉の語源は、ギリシャ語の「phainomenon」から来ています。

このギリシャ語は「現れ」あるいは「現れるもの」という意味合いを持っています。

そして、このギリシャ語を基に、明治初期の日本において西周（にしあまね）が「現象」という訳語を採用したとされています。

つまり、「現象」という言葉は、ギリシャ語の意味を背景に、日本の文化や言語環境の中で新たに形成されたものであり、それが現在の意味として定着しているのです。

げんしょう【現象】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「現象」という言葉の主な情報と語源の背景をカンタンにまとめます。

ポイント	詳細説明
定義	我々の感覚で捉えられる外面的な現れ。
対比する言葉	内面的な「本質」。
語源	ギリシャ語の「phainomenon」から派生。
ギリシャ語の意味	「現れ」あるいは「現れるもの」。
日本での採用者	明治初期の西周（にしあまね）。
意味の定着の背景	ギリシャ語の意味を基に、日本の文化や言語環境で新たに形成され、現在の意味として定着している。