「堂に入る」という表現は、学術や技芸などで高い水準に達している、またはその分野での経験やスキルが手慣れている、という意味を持ちます。
この言葉の由来は、家の構造を指している言葉「堂に升(のぼ)り室に入る」から来ています。
具体的には、家の中で階段を上って客間である「堂」に進み、その後さらに奥の部屋、すなわち「室」に入るという行為を、学問や技芸を学ぶ過程に喩えたものです。
つまり、一段一段の段階を踏みながら深く学んでいく様子を表現した言葉として「堂に入る」という表現が生まれたのです。
【堂に入る】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 | 説明・内容 |
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表現 | 堂に入る |
意味 | 学術や技芸で高い水準に達している、またはその分野での経験やスキルが手慣れている |
由来 | 家の構造を指す言葉「堂に升(のぼ)り室に入る」から来ている |
家の中の動作 | 家の中で階段を上り「堂」へ進み、さらに奥の部屋「室」に入るという行為を指す |
意味の深化 | 学問や技芸を学ぶ過程を家の中を進む過程に喩え、一段一段の段階を踏んで深く学ぶ様子を「堂に入る」という表現として形成された |