「つま」、現代で主に「妻」として知られるこの言葉は、元々男女を問わず配偶者の一方を指す言葉として使われていました。
かつては「夫」という漢字を用いて「つま」と読まれていたのです。
この言葉の成り立ちに関しては、語根「つ」が粘り気や結びつきを意味し、「身(み)」が人や身体を示すことから、それらの組み合わせによって「連れ添う夫婦」や「互いに結びついた存在」という意味を持つ「ま」という言葉が形成されたと考えられます。
加えて、もう一つの説として「連れ身(つれみ)」という表現が短縮されたものであるという意見もあります。
これは「連(つら)」という言葉の語幹を基にしており、こちらも夫婦や配偶者としての関係性や結びつきを強調している点で共通しています。
このように、「つま」は夫婦としての深い結びつきや関係性を意味する言葉として、その語源や由来を持っています。
つま【妻】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
---|---|
現代の意味 | 主に「妻」として知られる |
古い使い方 | 男女を問わず配偶者の一方を指す言葉として使われていた |
旧漢字表記 | 「夫」という漢字を用いて「つま」と読まれていた |
成り立ちの第一の説 | 語根「つ」(結びつきを意味)と「身(み)」の組み合わせで「連れ添う夫婦」を意味する「ま」が形成された |
成り立ちの第二の説 | 「連れ身(つれみ)」が短縮されたもの。夫婦や配偶者としての関係性や結びつきを強調 |
主な意味 | 夫婦としての深い結びつきや関係性を意味する言葉 |