みょうじ【苗字・名字】の語源・由来

【意味】
①(代々伝わる)その家の名。姓。家名。古代では氏の名。また、氏と姓を併せた名。
②同一の氏からわかれ出て、その住む地名などを取った家の名。平氏から出た千葉・三浦の類。苗字。

【語源・由来】
「みょうじ」は、平安時代中頃から、名主の名を冠してその権利を表明した「名田」にちなんだ「字名(あざな)」を用いるようになったことから、「名田の字」、「名字」となった。
漢字表記「苗字」は、江戸時代からで、「苗」は「苗裔(びょうえい)」の意から。江戸時代、一般の庶民は苗字を名乗ることは許されなかった。明治3年、「平民苗字許可令」が出され、明治8年に「平民苗字必称義務令」が出され、平民も苗字を名乗るようになった。

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