「合羽」は、雨具として使われる外套のことで、その名前はポルトガル語の「capa」という言葉から来ています。
16世紀頃に日本に来航したポルトガル人が、自国で使っていたラシャ製の外套「capa」を持参したことが起源です。
この「capa」が日本に紹介されると、次第に庶民にも普及し、特に江戸時代には日本で一般的な雨具となりました。
なお、漢字で「合羽」と書くのは当て字です。
当て字は、外国語に由来するものや、日本独自の言葉を表記する際に、既存の漢字を音や意味に基づいて選ぶ方法で、ここでは「合羽」がその例となっています。
このように、合羽は異文化との交流を通じて日本に取り入れられ、その後、日本独自の進化を遂げて庶民の生活に密着したアイテムとなりました。
かっぱ【合羽】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「合羽」がどのような用途で使われ、その名前の由来、普及の歴史、そして日本文化での位置付けについてカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
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用途 | 雨具として使われる外套。 |
語源 | ポルトガル語の「capa」が起源。16世紀頃にポルトガル人が日本に持参したラシャ製の外套が基となっている。 |
普及の時代 | 江戸時代に日本で一般的な雨具となった。 |
漢字表記 | 「合羽」は当て字であり、外国語からの語源に基づいて既存の漢字を用いた表記方法。 |
文化的進化 | 異文化交流を経て日本で独自の進化を遂げ、庶民の生活に密着した。 |