かみしもをきる【裃を着る】の語源・由来

「裃を着る」という表現は、堅苦しい態度をとることを意味します。

この表現の背景には、江戸時代の武士の式服である「裃(かみしも)」があります。

裃は肩衣と袴から成り立っており、この衣装を身につけること自体が一種の格式や堅苦しさを象徴していました。

武士が裃を着る場合、それは通常、格式の高い場や重要な場面であり、そのために態度も非常に真剣で堅苦しいものでした。

このような武士の姿から、裃を着ること=堅苦しい態度をとる、という連想が生まれ、現在の表現として定着しています。

つまり、この表現は、武士の社会とその習慣、またその衣装が持つ象徴的な意味から派生しているわけです。

【裃を着る】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「かみしもをきる」という表現がどのような文化的背景から来ているのか、その意味や使用場面をカンタンにまとめます。
キーワード 説明
かみしもをきる 堅苦しい態度をとることを意味する表現
裃(かみしも) 江戸時代の武士の式服、肩衣と袴から成る
文化的背景 裃を着ることが格式や堅苦しさを象徴していた
使用場面 武士が格式の高い場や重要な場面で裃を着る
現在の意味 武士の習慣や衣装の象徴的意味から派生し、堅苦しい態度を取ることとされている

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