いちろくしょうぶ【一六勝負】の語源・由来

「一六勝負（いちろくしょうぶ）」という表現は、運命が一つの行動や選択にかかっている、極めて冒険的な試みや状況を指します。

この言葉の起源は、サイコロを振って一か六が出るかで勝敗が決まるようなギャンブルから来ています。

サイコロには通常、1から6までの数字があり、1が出る確率と6が出る確率はそれぞれ1/6であるため、どちらが出るかは完全に運に左右されます。

この表現は「一か八か」とほぼ同義であり、とてもリスクが高いが、それに見合った大きな報酬があるかもしれないといった状況を指すことが多いです。

また、同じ「一六」の数字が「一六商売」や「一六者」といった、投機的な商売や行動に関連する表現にも使われています。

言い換えれば、「一六勝負」はその名の通り、一瞬の選択や行動によって大きな勝負が決まる、極めて不確実で冒険的な状況を象徴する言葉として用いられています。

【一六勝負】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「一六勝負」という表現に関する重要なポイントをカンタンにまとめます。

項目	説明・内容
表現	「一六勝負（いちろくしょうぶ）」
現在の一般的な意味	極めて冒険的な試みや状況、運命が一つの行動や選択にかかっている状態を指す
語源	サイコロギャンブル。1か6が出ると勝負が決まるような状況から来ている
確率	サイコロの1と6が出る確率はそれぞれ1/6
関連表現	「一か八か」。高リスクだが高報酬の可能性もある状況
派生表現	「一六商売」や「一六者」。投機的な商売や行動に関連する
意味の成り立ち	運に左右される状況、一瞬の選択や行動で大きな影響が出る場面で使われる