あし【足・脚・肢】の語源・由来

【意味】

㋐動物の、胴体から分かれ、からだを支えたり歩行に使ったりする部分。
㋑くるぶしから先の部分。
2 物の下・末にあたる部分。
㋐物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分。
㋑(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
㋒数学で、ある一点から直線または平面に垂線をおろしたときの、その直線・平面と垂線との交点。
㋓船の、水につかる部分。

㋐歩くこと。走ること。また、その能力。
㋑雨・雲・風などの動くようすを足に見立てていう語。
4 行くこと。また、来ること。
5 移動の手段としての交通機関。乗りもの。
6 《「晋書」魯褒伝の「足無くして走る」から》金銭。ぜに。多く「おあし」の形で用いる。
7 餅 (もち) などの粘り。
8 損失。欠損。また、借金。
9 足金物 (あしかなもの) 。
10 (足)過去の相場の動きぐあい。
[補説]哺乳動物には2本の前肢と2本の後肢があるが、ヒトでは前肢を上肢(手)、後肢を下肢(足)という。骨盤の下から足首までを「脚」(leg)、くるぶしから先を「足」(foot)と書いて区別することがある。

【語源・由来】
正確な語源は定かではないが、地面につき、汚い部分という意味で「悪し」と呼んだことからという説や、「端(はし)」が転じたものという説がある。「足」は主に人間のあし、「脚」は昆虫、「肢」は哺乳類に用いられる。

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